私の場合

宝塚音楽学校第108期生文化祭 B組

第108期生_卒業記念公演_宝塚音楽学校_文化祭

第108期生の卒業記念公演、宝塚音楽学校の文化祭、3日間6公演の最後の公演です。

第108期生 卒業記念公演 宝塚音楽学校 文化祭の屋外立て看板

大劇場では宙組『NEVER SAY GOODBYE』を公演していて、ごったがえしていましたが皆入場し終わると閑散とした感じ、ここではすみれ色の案内カードをお姉さんが渡すだけなのですが、もぎり場所と思ってチケットを出している人は多かったです。お爺さん、お婆さんが多かったのは卒業する生徒さんたちのご親戚の方々なのでしょう。そういえば高齢ながら端正な人が多かったような。

宝塚音楽学校第108期生文化祭_入場口

公演時間表です、実際には衣装の着替えのためか5分間の短い幕間が別にありました。

宝塚音楽学校第108期生文化祭_公演時間表

今回の公演は収録の対象です、生徒さん達も緊張しますね、宝塚音楽学校が永遠にアーカイブしますものね。きっと後日、一部は公開されるのでしょう、販売してもらえるとうれしいのですが学校の文化祭なので無理なのかなぁ・・・。

宝塚音楽学校第108期生文化祭_収録のお知らせ

会場に入ると写真の左側のところ、大きなカメラと撮影技師の方が準備されていました。

宝塚音楽学校第108期生文化祭_会場風景

さて、今回はB組の日、といっても1部、3部は前回と同じで第2部『オーロラの歌声』のキャストがB組になります。

近衛隊員候補生の班長を務めるヤン役の生徒さん(初舞台生としての芸名:馳琉輝)、ハンサムでスタイルが良く、演技、歌、ダンスと3拍子揃っていて少女漫画から出てきたような青年、「あぁ、これからこの生徒さんはスターさんへ昇っていくんだな」という予感。ファンもいっぱい付いて彼の会は大きくなっていくのでしょうね。

ヤン班長を慕うフェリシア役(初舞台生としての芸名:梨恋あやめ)、娘役らしい娘さん、好きでたまらないという気持ちがとても良く伝わってきました、劇のお話とはいえこの二人なら良い夫婦になっていきそうと思いました。

村娘のヴェロニカ役の生徒さん(初舞台生としての芸名:琴華ひまわり)可愛らしかったです、辺境の村娘なので服は粗末ですが、ちょっとした仕草がいいですね。

この演劇の主人公に当たる皇太子クリストフ(初舞台生としての芸名:光稀れん)と宿舎の娘エルヴィラ(初舞台生としての芸名:美渦せいか)、主役を命じられるだけのことはあるお二人でした。皇太子然としていて、近衛兵候補生が勢ぞろいしたところで一人気品にあふれていました。エルヴィラは素直さと一途さが痛々しく、そういう少女を演じる生徒さん自身がひた向きで一途な人なのかなと錯覚するくらい熱演だったと思います。

卒業公演の最終日、最後の公演、とりに挨拶した生徒さん(初舞台生としての芸名:茉莉那ふみ)、只者ではない!と観客の多くが思ったことでしょう。彼女より美人はいっぱいいましたし、彼女よりスタイルの良い人もいっぱいいました。しかし、観客を惹きつける力を持っている生徒さんでした。

プログラムを読むと、彼女の好きな言葉は「明鏡止水」、!?

すみれ感はありませんが、彼女が進まんとする道をとにかく応援したいと思います。

星組公演が楽しみになりました、その時には芸名は決まっていますね。

終幕となり、天井照明が灯り、公演終了を告げる場内放送が終わっても、絶賛の拍手は鳴り止みません。

むしろ大きくなって、徐々にテンポが合わさってゆき、バウホールを揺らす手拍子になっていきました。

ずいぶんと経ってから、ようやく幕が上がったときのは舞台の生徒さん達は泣き顔。

緞帳の向こう側で、私たち観客からの声無き賛辞の拍手、手拍子を受け止めて下さったのでしょう。

再び、群舞を披露し、また大きな拍手が送られます。

卒業する生徒さんたちの達成感はひとしおだったと思います。

2年間ご苦労さまでした、卒業おめでとうございます。

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