劇場でたまたま居合わせたマダムいわく、
「何公演かチケット持っていたけど、1回観ればいいかと思って・・・」
宝塚ファンの中には1つの演目で5~6回観劇する人は珍しくありません。
harugotatsuの知人は、
「HiGH&LOWはちょっと・・・見なくてもいいかなと思って」
宝塚歌劇のオールドファンにはあまり評判の良くない『HiGH&LOW』、理由は登場人物が不良たち(チンピラ、やんきぃ)ばかりだからというもの。
今でこそ人気の『HiGH&LOW』ですが、チケットの事前の周旋の頃は普通に取れて、興行として大丈夫かなと心配しました。
宝塚友の会で受付ける頃には、人気が出ており完売で安心しましたけれども・・・。
【山王連合会】 コブラ(真風涼帆)
【White Rascals】ROCKY(芹香斗亜)
【RUDE BOYS】スモーキー(桜木みなと)
【達磨一家】日向紀久(瑠風輝)
【鬼邪高校】村山良樹(鷹翔千空)
この5つのグループ、彩めがはっきりしていて、5人の男役さんの良さがとても出ていたと思うのです。5つのダンスチームの競演として見ても楽しめました。
宝塚歌劇は戦いのシーンをダンス、群舞で表現することが多いけれども、『HiGH&LOW』では本当に乱闘シーンで蹴ったりしていて驚きますが、時代劇のタテと思えばそれほど恐いものではありません。
【達磨一家】日向紀久が、
「そうど(地区)の祭りは達磨を通せや~!」
と言いますが、普通どの地区、どの集落でも氏子会や自治連合会は同じことを言うと思うのです。
【鬼邪高校】村山良樹にいたっては、100人ぶっとばして番長になるのではなく、100人に殴らせて耐えれば番長というシキタリ、最初は意味がよく分かりませんでしたが、
”耐える力がある者がリーダーにふさわしい。”
とすれば、なかなかたいしたものです。