私の場合

夢介千両みやげ(新人公演)ライブ視聴

新人公演のライブ配信にはいつも感謝しています。

新人公演のチケットは星組『柳生忍法帖』を観劇した後は抽選に外れっぱなし、それでも毎回楽しめるのはライブ配信サービスのおかげです。

夢介役の縣千さんは、すっかり金の字のと町奉行の印象が定着していたので大丈夫?と心配していましたが、取り越し苦労。そして、ただトップスターをトレースするのではなく縣千さんの夢介を演じていました。

宝塚バウホールでは主演を演じて、幕後のトークの仕切りもなさっていました。

今回も、最初から幕後まで安定の新人公演でした。

それで、私が気になったのは、金の字聖海由侑)。遊び人のときは遊び人らしく、白洲の奉行のときはお奉行らしく、落差がとてもよく表現されていて時代劇の真骨頂でした。髷が似合っており、目や表情に力強さがあり、時代劇向きかもと思いましたし、当然に江戸弁は上手でした(関東出身らしい)。聖海由侑さんにはお願いだから、和物の雪組にずっと居て欲しい。

第17場「伊勢屋店先~二階~店先」、悪七紀城ゆりあ)とお滝莉奈くるみ)の二人のお芝居は名演、人情ものらしく夫婦愛にほろりときました。

せちがらいことを言えば、女房を喜んで千両で売るか、小田原で2千両で売れるというなら小田原まで連れて行き2千両で売るか、二択だと思います。

50両で手打ちして亭主の元に帰りたがるお滝莉奈くるみ)がいぢらしく可憐で健気です。

伊勢屋の女中のお松花束ゆめ)は、初対面の夢介に”たぬき”と言われ、若旦那の総太郎には捨てられてという役のわりにはアップで映ると別格に美人で可愛い。

終盤の大勢入り乱れてのチャンバラシーンは楽しかったです!

録画できるものなら何度でも観たいシーンです。

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