宝塚歌劇団・星組公演『アレクサンダー』、5列の宝塚歌劇チケット、宝塚友の会の抽選販売で購入しました。宝塚バウホールが当たるのは年1~2回程度、『アレクサンダー』は是非観たいと思っていた演目なので当選したときは本当にうれしかった。
宝塚大劇場の正門、今回は大劇場の中を通らず宝塚バウホールに向かいます。

正門をくぐるとくすのき広場、まっすぐ行くと大劇場の入口ですが、左へ曲がります。

宝塚バウホールのエレベータの左横に階段があるので上ります。

階段を上りきったところに阪急電鉄株式会社の事務所があるので、Uターンします。
宝塚バウホールの楽屋口の前を通り過ぎ更に進むと、扉があるので入れば改札です。

本日の催物の掲示、『アレクサンダー』-天上の王国-です。

完売御礼!

ちょうど次回の星組公演『恋する天動説』とポスターが並びでした。

左のポスターインは、暁千星、詩ちづる、瑠風輝
右のポスターインは、天飛華音、瑠璃花夏、稀惺かずと
これからの🌟星組を背負っていく大切な6人です。
開演前の舞台の様子、舞台は近いけれど斜めからの観劇です。

遠いむかし、受験で世界史を勉強していた頃の記憶をたたき起こしながら観劇しました。
物語はアレクサンダーが大遠征に向かう前日譚、マケドニアによるギリシャ統合後まもない頃のお話。
1 アレクサンダーの剣技
アレクサンダー(天飛華音)、ヒーロー感があって姿美しく、優しい。
天飛華音さんは陽の気をまとい、清(すが)しいお役が本当によく似合う。
そして、戦闘シーンの剣技がすごい!
スピード感があって大勢が入り乱れる乱戦シーンなども見応え満点でした。
2 新しいヒロイン像
最初の登場が主人公アレクサンダーを襲撃するシーン、斬新なヒロイン登場シーン。
そもそも傭兵の長サーヌ(瑠璃花夏)がヒロインなのか疑問を持ちながら観劇。
後の大遠征と広大な領土の動機を暗示するセリフを聞いてやっとサーヌがヒロインだったのか?!
子供のお役が多かった瑠璃花夏さん、意外にも戦士の衣装がカッコ良かった!!!
戦闘シーンも男役顔負けの立ち回り、ここが肝と思ってお稽古すごくしたのだろうなと感じました。
ただ、祝宴のシーンでは綺麗なドレスを着せてあげても良かったのでは?
3 悩める名君フィリッポス王
観劇する前にharugotatsuが一番注目していたのはフィリッポス王(ひろ香祐)、ギリシャをまとめマケドニアをギリシャの盟主にするところまで持っていく、実は優れた王様。
息子のアレクサンダーが規格外に凄すぎて、偉業が霞む可哀そうな王様をどう描くのか?
流石にベテランのひろ香祐さん、とても良い塩梅(あんばい)で演じていました。
特にフィリッポス王自身が優れた人であるがゆえ息子の秘めた偉大さに気付き、息子への期待と怖れが入り混じる演技はさすがです。
4 大人数の戦争シーン
舞台に立つ役者には限りあるなか、戦争シーンを描くのは大変!
それでも、宝塚は総動員して迫力のある舞台をよく演出している。
規律のとれた隊としての動きは宝塚歌劇団ならではだと思う。
5 スーパーナチュラル
『アレクサンダー』にはスーパーナチュナルなスペックを持つ人物が2人登場します。
側近ヘファイスティオン(稀惺かずと)と王妃オリュンピアス(澪乃桜季)
意外と物語のスパイスになっていて、抵抗なく受け入れられるのは演じ方が上手なのだと思う。
話変わって、関西万博に行ったとき『アレクサンダー』への興味から、北マケドニア共和国のブースに行きました。
北マケドニア共和国の民族衣装、パビリオンの展示です。


北マケドニア共和国、実際には人種、民族、言語とずいぶん混じりあっていて、古マケドニアの半分はギリシャ共和国の内側にあるそうです。

