宝塚友の会

トップスターの私設ファンクラブのまとめて購入見直し

2025年7月25日、(株)宝塚歌劇団村上社長が報道各社の取材に応じる中、

「公演を行う組のトップスターの私設ファンクラブがまとめて購入し、同じ組の他の劇団員のファンクラブに分配しているのが実情だ」

村上社長が説明しました。(産経記事より)

「9月の宙組公演からはトップスターのファンクラブにチケットを集約するのをやめ、各劇団員が自分のファンクラブや自分自身が必要な枚数を直接販売窓口に申し込むようにする。」(産経記事より)

劇団員には4月、村上社長(注:当時は法人化前だったので理事長)から

「チケットは無理して買うものでも、無理してさばくものでもない」

と説明したとのこと。(産経記事より)

「歌劇団が(劇団員に)ノルマを課していた事実はないが、受け取り方は人それぞれだと思う」

「チケットの考え方もいつまでも今のままというのは歌劇団の目指すところではない。あいまいな部分があるならこの機会に(変えよう)と思った」

村上社長が述べた。(産経記事より)

宝塚歌劇団は阪急阪神HD阪急電鉄の1部門でしたが、7月に(株)宝塚歌劇団としてスタートしました。宝塚歌劇団の法人化のイメージとして公表された図です。

この図を見ると7月以前も以降も、チケット販売などは阪急電鉄・創遊事業本部のドメインです。

タカラジェンヌさんは歌、踊り、演技などを通してより良い作品を提供し、観客を楽しませるのが仕事のはずです。

チケット販売が好調か不調か、ジェンヌさんに責任が無いわけではありませんが、実質、手売りのようなことが強いられていたなら、是非改善を進めてほしいものです。

次の図は(株)宝塚歌劇団の用意した資料ではなく、産経の記者が関係者のヒアリングを踏まえて作成したもののようですので、その辺りは了解しておく必要があるのですが・・・宝塚歌劇のチケット販売の主な仕組みです。

harugotatsuのブログで情報発信しているのは、この図の公式FC「宝塚友の会」一般向け販売などのチケット情報なので、今回の見直しは直接関係がありません。

とは言え、「熱心なファンが集まる私設FCは、人気公演のチケットが確保できる特典と引き換えに、集客に労する公演では空席を埋めてきたからだ。」という記者の文章には目をうたがう(村上社長の発言ではありません)。

人気の宝塚歌劇チケット、取りやすい公演や日時が在るのなら、そのままにしておいてくれた方が新しいファンが生まれるかもしれないし、既存のファンも買い増しができて良いのでは!?と思ってしまう。

一般販売に残席がある場合、という前提で販売されるU-25チケットシニア割チケットとの整合性の問題もあると思う。

興行なのだから完売にこしたことはないけれど、100周年より前の

平日の通常公演なら、ふらっと宝塚大劇場に行っても観劇できる!

そういう時代を懐かしく思ってしまう。

当時のチケットカウンターは花のみち沿いにあり、アクセスが良かった。

今のチケットカウンターは劇場の中、ずんずん進んだ奥の方、ちょっと敷居が高い。

 

【harugotatsuの結論というか見立て】

宝塚公式、プレイガイド、カード会社などの宝塚チケットは取りやすくなる!

と思います。村上社長の言として、

「・・・各劇団員が自分のファンクラブや自分自身が必要な枚数直接販売窓口に申し込む

と、ありました。もし、あるジェンヌさん〇〇さんの申込みゼロだと・・・・

「〇〇さんは、観に来てくれる親戚、友人や後援会の人、いないんだ~」

と思われるのは、やっぱりかっこうが悪い。

そうすると、各ジェンヌさんはある程度、後援会の人と協力してチケットを希望する人を募ります。

ファンからすれば、自分が贔屓するジェンヌさんを通してチケットを買ってあげたい!

と思うはず。

結果、宝塚公式、プレイガイド、カード会社などから購入しようとする人々がちょこっと減ると思うのです。

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