宝塚歌劇団・月組全国ツアー『花の業平』、B席3階の宝塚歌劇チケット。梅田芸術劇場から購入したチケットです。5月10日(土)は1回公演、大阪公演の千秋楽そしてライブ中継、ライブ配信、ブルーレイ収録日、自然と何か昂ぶってきます。
梅田芸術劇場の広場には大勢が集まって来ています。待合せや当日発券の人など入場は45分前に始まっているはずなのに人混みになっていました。
本日の公演時間の掲示、記念写真のため10名ほど行列になっているところ並んで撮りました。
このポーズを耐え得る天紫珠李って偉いと思うのです、首、胸、腰と3点を鳳月杏さんにホールドされて尋常でない構図です。
3階席から見下ろす舞台はこんな感じ、梅芸は傾斜がきついので前の客の頭が視界を遮ることはほとんどありません。座高が低い子供にはかさ上げのクッションを貸してくれます。
太政大臣・藤原良房(英かおと)、威圧感がすごくて前から風が吹いてくるような、向かい風で相対するような大物です。
絶世の美男、在原業平(鳳月杏)も見納めと思い、オペラで追いかけました。
あらためて、衣装も見応えあり、舞台衣装として貴族の華美がよく伝わります。
一方、京の町の風景は躍動感があって楽しい!
あけび(彩みちる)、わらび(桃歌雪)、すぎな(妃純凜)の演技もセリフも楽しい、お芝居を観ているって感じで娯楽として面白い!
もっと、シーンが長くても良いのでは!?と思いました。
藤原良相役の柊木絢斗さん、本当にいい役者になったなぁと思う。
舞台のお芝居そのものを全体にぐんとレベルアップさせている。
幕間休憩後のレビューショーは、『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』-IN THE MOONLIGHT-、何度も何度も観たフェニックス・ライジングも最後かと思うと寂しい。
オダチン・カーンの近未来SF編、女アンドロイド(菜々野あり、静音ほたる、朝香ゆらら)が本当にロボットぽくて秀逸!
harugotatsu的にハマったのは、オダチン・カーンのときの衣装係(桃歌雪)、曲のとぎれの度に斜め上を見て口をパカってあけるところ、ツボにはまってしまって可笑しくてたまらない!
自然に観客をのせ、自然と盛り上がっていき、斜めで見ていたおじさん連中も虜にして手拍子させる『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』、ショーとしては傑作だと思うのです。
カーテンコールのトップスター(鳳月杏)の挨拶、かんでしまって、
「(今日は)収録なのに・・・」
と言うところがなんとも印象的。
完璧に見える、高みに鎮座する鳳月杏さんだからこそ、ギャップにやられる!
観劇後は以前から気になっていたイタリアンカフェへ、梅田芸術劇場からアプローズドタワーを抜け横断歩道を渡ったところです。
いつもは入店待ちのお客さんが大勢いますが、この日は誰もいない、すぐに座席に案内してもらえました。あちこちで宝塚歌劇の話が聞こえてくるので、観劇客が多かったのかもしれません。
苺のソーダが見た目も可愛く、お味も良くって満足!
月組全国ツアーは見納め、配信を見たかったけれど観劇の日が配信となり、それも叶わず。
沖縄の千秋楽まで無事に全国ツアーが上演されるようお祈りいたします。