宝塚歌劇団・宙組『PRINCE OF LEGEND』の新人公演をライブ視聴しました。
主役の朱雀奏は大路りせ(105期)さん、ヒロインの成瀬果音は風羽咲季(106期)さん、音楽学校で予科本科の関係のお二人です。
朱雀奏は、大路りせさんが元々持っている上品さと相まって王子感が良く出ていました。
新人公演の長の期として、座長としてやり切ったのではないでしょうか。
成瀬花音については、独唱がポイントだと思っていました。
終始つっけんどんで心を閉ざしているお役、
「貧乏で金に汚いだけの女」
そんな成瀬花音が隠していた心情を叫ぶように独唱するシーン、すごく伝わってきました。
今回ちょっと面白いなと思ったのが山吹ひばりさんの配役、奏のお母さんと王子研究部の芹沢みのり。
特に天に召されてお空へいくシーンは被昇天の聖母のように美しかった!
京極尊人(泉堂成)、ヤンキー感はちょっと足らなかったけれど宝塚歌劇なのだからそれくらいで調度良いと思いました。
粗暴は苦手だったりするのでマイルドな不良青年の方が受け入れやすい。
新公長の期、105期が大活躍の新人公演でした。
最後に今後目が離せないと思ったのがTeamネクスト天堂光輝レッド役の響望歌さん。
109期生で歌唱はトップコンビのデュエットダンスのカゲソロを任されるほど抜群、お芝居とダンスの技量も右肩上がりで伸びていくでしょうから、いつか新公主役が取れるといいですね。
普通に上級生に告白するシーンが下級生らしくて可愛かった。
新人公演のチケットはとても取り難いけれど、こうして2500円で配信を視聴できるなんて、いい時代になったなぁと思います。
注目の下級生を見つけやすいし、劇団にとってもファンにとっても双方良し。