宝塚歌劇団・月組公演『RYOFU』、S+席1階18列で観劇しました。
お芝居、歌、踊り、美術、音響、CG、衣装、どれもがハイクオリティーの作品です。
ご存知三国志ですが、宝塚歌劇で舞台化するのは初めての試み、脚本・演出の栗田優香先生の挑戦に感謝したいし、主役に呂布奉先を選んだのは流石です。
珠玉のシーンばかりの『RYOFU』ですが、特別と思うところは、
1 呂布の母
第8場の回想シーン、子供の頃の呂布(七城雅)と母(桃歌雪)が登場します。身重の女(朝香ゆらら)を庇って呂布の母は亡くなってしまいます。桃歌雪さんの台詞の声、歌がとても素晴らしく、感動がずっと心に残ります。可哀そうだけれども、harugotatsuの大好きなシーンです。
2 無敵の呂布
第1場の并州の戦場、多勢に無勢どころか呂布たった一人で、ばったばったと兵を切り倒していきます。まさに無敵、見応えあり。呂布役の鳳月杏さんはもちろん凄いのだけれども、切られ役が上手!『侍タイムスリッパー』を経て月組の切られ役が一段進化したように思います。
3 李儒が切ない
董卓の側近で文官の李儒(彩海せら)、お芝居を観ていると一挙手一投足に魅せられます。台詞のあるときも、台詞が無いときも、李儒が舞台に在れば李儒の表情や目線に注目してしまう、そんな人物でした。脚本の秀逸さと彩海せらさんの名演が成すところです。
4 美しく切ない水のシーン
2度ほど水の中のシーンがあるのですが、本当に美しく切なさが伝わってくるので大好きなシーンです。美術も良いし水の精が良い、そして呂布の影(美颯りひと)と雪蓮の影(菜々野あり)の互いに恋い慕う気持ちが伝わってきて泣けてきます。
5 赤兎馬
配役が発表された時、退団公演となる羽音みかさんのお役は馬!?いぶかしく思いましたが、舞台を見入れば納得です。舞踏としても見応えあり。赤兎馬がいかに特別な馬だったか、歴史上最も有名な馬であったか、馬だから台詞はありませんが、大したお役です。